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トップ > 荻原博子のしあわせマネー講座 > 年の初めにお金ときちんと向き合う

荻原博子のしあわせマネー講座/第1回

今月のテーマ/年の初めにお金ときちんと向き合う

こんにちは、荻原博子です。社会人になってお給料をもらい始めて30年以上の「毎日が発見」世代。あなたはこれまで長い時間、お金と上手に付き合ってきましたか? 深く付き合ったことはありますか? お金はとても大切なもの。今月からこの「毎日が発見ネット」で、お金と上手に付き合って幸せになる方法を一緒に考えていきましょう。

お金環境は厳しい時代ですが、私といっしょに乗り越えましょう!

荻原先生の近況/の「毎日が発見ネット」やテレビ、ラジオ、雑誌などを通じて、今年もどんどん生活者の立場でアドバイスしている引っ張りだこの荻原さん。最近のあだ名は“キャッシー荻原”。昨年来「この生活危機時代はもっと続く。投資を控えて現金(キャッシュ)を貯めましょう」と言い続けているため。この提言は(残念ながら)的中しています。

消費を控えて現金をしっかり貯める

 連載第1回目を明るい話から始められないことが残念ですが、私たちを取り巻く今年の経済状況は昨年以上に厳しくなりそうです。
世界的な経済危機、金融危機は一段と深刻化し、会社の業績は悪化。私たちの給料が下がり、ボーナスがカットされ、正社員を対象としたリストラが行われるでしょう。
消費者の財布は固く締まり消費が冷え込むから、会社の業績がさらに悪化する。そこで個人が積極的に消費して経済を活性化させましょう――そう言う経済の専門家がいます。政府の定額給付金の発想も同じです。
でも私はこれは「ウソ」だと思っています。今回の経済危機の震源地は米国、そして欧州です。不景気の大津波が日本を襲っているのです。そうした状況の中で、私たちが取るべき行動は「消費を控えて現金をしっかり貯めておくこと」しかありません。

年初のお金防衛3カ条/1.今年は現金・現金・また現金!/2.夫も妻も経験活かして働く・働く!/3.徹底的なシンプル&コンパクト生活を!

夫は会社を辞めない、妻は働きに出る

 現金を貯めるためには収入を確保しなければなりません。会社は好条件で希望退職を募るかもしれませんが、自分からは絶対に辞めないこと。できれば(専業主婦の)妻も仕事をして給料の減収を補いましょう。
それでも辞めることになったら、就職活動を全力で行うこと。今の雇用状況は早い者勝ちですから「ゆっくり休んで」なんて言ってられません。
そうやって額に汗して得た大切なお金は預貯金で貯めること。今、投資経験のない人が、株式や投資信託で運用してはいけません。今年の株式市場は乱高下しながら下がっていくことが予想されるので、投資しても投資しても砂漠に水をまくようにお金が消えていくだけです。

荻原博子さん

ムダを探して家計を1割スリム化する

 「毎日が発見」世代は“もったいない”という気持ちで毎日生活していると思います。それでも生活を見渡すといくつかのムダが発見できるはず。その代表が生命保険。子供が小さいときには必要だった死亡保障、子供が成人した今もその保障額が必要でしょうか? 予定利率が高い時代に加入した保険なら解約しなくてもいいでしょうが、保障を見直して保険料を下げる工夫をしましょう。
新しいローンは組まないこと。既に借りている住宅ローンは返済プランを再チェック。返し始めから10年間は繰り上げ返済の効果が高いのですが、後半に差し掛かっていたら、繰上返済せずに手元の現金を増やすという選択肢もあるでしょう。
家計のスリム化の目標は1割。浮いた1割のお金は、もちろん預貯金に回すのです。

取材・文/やまもとのぶゆき
(2009.1)

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